FT Global MBA Ranking 2026|MIT Sloanが初の1位、上位21校の順位と読み方

FT MBAランキング2026 上位21校の順位と読み方

情報確認日:2026年10月15日(日本時間)

改訂のお知らせ(2026年10月):この記事の旧版は、2025年2月に発表されたFT Global MBA Ranking 2025の順位表を、2026年版として掲載していました。読者の皆さまにお詫びし、FTのランキングページで確認した2026年版の順位に基づいて、題名と本文を改めました。旧版にあった2025年版の順位表は掲載していません。

英Financial Times(FT)は2026年2月、世界のフルタイムMBAを対象とする「Global MBA Ranking 2026」を発表しました。1位はMIT Sloan School of Managementです。MITの発表によると、同校がこのランキングで首位に立つのは初めてです。

この記事では、FTのランキングページで確認できた上位21校の順位を整理し、日本からMBAを目指す人がこのランキングをどう読めばよいかを考えます。22位以下を含む完全な順位表は、FTのランキングページでご確認ください。

2026年版の評価のしくみ

MITの発表によると、FTは21の基準でランキングを作っています。そのうち8つは卒業から3年後の卒業生への調査にもとづき、全体の重みの56%を占めます。学校が提出するデータが34%、専任教員が主要学術誌に発表した研究の量が10%です。(出典:MIT News、2026年3月13日)

GMACの解説は、評価では卒業3年後の給与がとくに重視され、ほかに雇用状況、学生・教員の多様性、研究実績なども用いられると説明しています。基準は2023年以降の変更・調整を経て、2026年版も同じものが使われています。(出典:GMAC、2026年2月16日)

なお、FTの卒業生調査で一定の回答率に届かない学校は、順位が付きません。この点は後半で触れます。

FT Global MBA Ranking 2026 上位21校

次の表は、FTのランキングページ(rankings.ft.com)に掲載された2026年版の順位です。2026年10月15日(日本時間)に、1位から21位までを確認しました。順位が並んだ学校は同じ順位で示しており、そのため5位、13位、18位はありません。

順位スクール国・地域
1MIT Sloan米国
2INSEADフランス・シンガポール
3Wharton米国
4(同順位)IESEスペイン
4(同順位)London Business School英国
6HEC Parisフランス
7Esadeスペイン
8CEIBS中国
9Berkeley Haas米国
10Harvard Business School米国
11Northwestern Kellogg米国
12(同順位)Indian School of Businessインド
12(同順位)Nanyang(南洋理工大学)シンガポール
14Peking University Guanghua(北京大学光華管理学院)中国
15Cornell Johnson米国
16Duke Fuqua米国
17(同順位)Cambridge Judge英国
17(同順位)Yale SOM米国
19Virginia Darden米国
20Chicago Booth米国
21IE Business Schoolスペイン

各校の公式発表とGMACの解説とも照合しました。1位のMIT Sloan、2位のINSEAD、4位のIESEとLondon Business School、6位のHEC Paris、7位のEsade、8位のCEIBS、9位のBerkeley Haasは各校の発表と、3位のWharton、12位のIndian School of Business、16位のDuke Fuqua、17位のYale SOM、20位のChicago Booth、21位のIE Business SchoolはGMACの解説と一致しています。

2025年版から変わった点

MITは、2026年版が同校にとって初めての1位だと発表しています。(出典:MIT News)2025年版で1位だったWhartonは、2026年版では3位になりました。(出典:GMAC、Clear Admit)

各校の発表によると、HEC Parisは前年から3つ上げて6位、Esadeは1つ上げて7位でした。IESEは、3年続けて上位5校に入ったと説明しています。Berkeley Haasは国際順位9位、米国の学校の中では3位で、1999年にランキングが始まって以来、米国内で最も高い順位だとしています。CEIBSは、アジアの学校の中で10年連続の1位だと発表しています。

前年まで上位にあった学校が、今年は載っていない例もあります。Clear Admitによると、2025年版でトップ10に入っていたColumbia Business SchoolとSDA Bocconiは、卒業生調査の回答率の基準に届かず、2026年版には載っていません。Stanford GSBも載っておらず、Poets&Quantsは同校がランキングに参加しなかったと伝えています。ランキングに載っていないことは、教育の質が低いことを意味しません。

日本人受験者はランキングをどう使うか

ここからは、ランキングの性質を踏まえた考察です。

FTのランキングは卒業後の給与を大きく評価に含めるため、金融やコンサルティングなど給与水準の高い進路が多い学校や、給与水準の高い地域の学校が有利になりやすい構造があります。目指す職種や地域が違えば、同じ順位でも意味が変わります。

また、回答率の基準を満たさない学校には順位が付かないため、載っていないことと評価が低いことは分けて考える必要があります。順位は毎年動きますが、学校の中身が一年で大きく変わるとは限りません。

学校選びでは、ランキングを候補を広げる入口として使い、そのうえで次の三つを確かめることを勧めます。

  1. 卒業後に目指す職種・地域で、その学校の卒業生がどこに就職しているか
  2. 課程の長さ、学費、生活費を含めた総費用と、自分の資金計画が合うか
  3. 授業の形式、クラスの規模、留学生の比率など、自分が学びやすい環境か

費用の比べ方は、海外MBAの費用・奨学金・期間をどう比べる?で整理しています。各校の出願要件は、表の学校名から各校の出願ガイドをご覧ください。

出典

いずれも2026年10月15日(日本時間)に確認しました。

著者プロフィール

土佐徳彦(Naruhiko Tosa)

AFFIANCE Learning Studio創業者・代表。2003年の創業以来、海外MBA・海外大学院の受験指導に携わり、Harvard、Stanford、Wharton、MIT Sloan、INSEAD、LBSなど世界のトップMBAへ、700名強を合格に導いてきた。GMAT対策、英語読解、論理思考を専門とし、受験からキャリア設計までを支えている。

指導の傍らでCaetus Technology株式会社を共同創業。同社の製品は2020年度・2021年度と2年連続でグッドデザイン賞を受賞し、高機能ハンドクリーム「Hands Å P.P.」はJAXAの生活用品アイデア募集で選定され、2025年に大西卓哉宇宙飛行士の長期滞在ミッションで国際宇宙ステーションに搭載された。

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