2022 Financial Times MBA Ranking

2022最新フィナンシャルタイムズ ( FT ) のMBAランキングが発表された

世界mbaランキング 2022 | MBAランキング |

最新のフィナンシャルタイムズの2022 MBAランキングが発表された。順位に一喜一憂する時期でもあるが、ここではFT MBA rankingがどのような項目でランキングを作成しているのか、その中身について考察していきたいと思います。

MBAランキングの作成において、FTは20もの異なる項目にweightをおいています。その中の8/20がトータルランキングを決定する要素として61%を占めており、それらすべては卒業生に対する調査から成立しています。また、11/20の項目は、各大学に送られたsurveysで決定し、全体の29%に相当します。それに加えて、MBA のfaculty researchに対しての調査も行われます。これは全体の10%に相当しています。また、細かい設定となりますが、FTは女性よりも国際留学生に2倍のweightをおいています。また、卒業後に働く国を変えた人は卒業後に自分の国で就職した人よりも3倍のweightをかけています。

卒業生に実施されるsurveyは?

surveyは全体の61%に影響を及ぼしていますが、40/61%はMBA前後の給与上昇率が占めています。Whartonは今年のランキング1位ですが、その卒業生の平均給与はなんと「$237,530 = 約3,000万円」となります。$200,000を超える平均給与を叩き出しているMBA school は全米でもたった6校しかありません。Stanford : $218,805, Columbia:  $218,542, UC-Berkeley Haas : $207,853, Harvard: $207,180, そして Northwestern Kellogg: $201,455 となっています。これは、全体の平均となりますので日本人のみに注力した場合は異なる結果になるでしょう。

平均給与という観点ではなく、少し異なった見方をしてみましょう。MBA入学前後での給与の増加率で各大学を見てみると、Wharton MBAは115%の増加率 、一番大きな増加率を見せたのは184%:the Indian School of Business 、そして183%:Fudan University School of Managementとなります。北米で一番大きな増加率を見せた大学はUniversity of Rochester’s Simon Business School (169%), Rutgers Business School in New Jersey (166%), そして Ohio State University’s Fisher College of Business (160%) となります。

日本人のみにフォーカスした調査が存在しませんので、そこが歯痒いところではありますが・・・・。




関連記事